発祥の地bannar
波部黒大豆発祥の地
 [はべぐろだいずはっしょうのち]


場所
兵庫県篠山市日置
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JR福知山線の篠山口駅から東に約10km。
篠山市役所の城東支所より300mほど東に,国道372号に面して「波部黒大豆発祥の地」と書かれた大きな看板が建っている。

おせち料理に欠かせない“黒豆”。“黒く日焼けするほどマメ(達者)で働けるように”と 長寿と健康を願って正月に食べられるようになったと言われる。
黒い大豆は産地によっていろいろな種類,たとえば“信州黒”(長野県),“中生光黒”(北海道),“和知黒”(京都府)などがあり,特に兵庫県丹波地方の“丹波黒”は豆が大きいことで有名である。

丹波黒大豆は 篠山市西部の川北地区に栽培されていた在来品種“川北黒”と,篠山市東部の日置地区で栽培されてきた“波部黒(はべぐろ)”という2つの品種を統合,系統選抜を繰り返して育成された大粒の品種。
そのルーツの一つである波部黒大豆は,江戸時代後期に日置地区の大庄屋・波部六兵衛が,優良な黒大豆を選抜・育成した品種と伝えられる。
この「発祥の地」と書かれた看板は,かつて波部家があった場所であろうか。

余談だが,看板に書かれた“アルギット栽培”というのは,ノルウェー近海で採れる海草(アルギット)を採り入れた農法。豊富なミネラルやビタミン類などの成分を含み,これを肥料として使用すると,土壌微生物が増殖し,化学肥料の多用や連作で疲弊した土をよみがえらせ,農作物の味や香りをよくし,収穫量の増加も期待できるという。
アルギット農法を取り入れた作物の例としては,アルギット米・アルギットみかん・アルギットいちご・アルギットニラなど数多くの実績があり,ニワトリの餌にアルギットを混ぜて アルギット卵 を生産している例もある。
波部黒大豆の栽培にも このアルギット肥料が取り入れているのだろう。

撮影日
2013年7月 (写真提供 T.H.さん)
碑文
波部黒大豆 発祥の地
   味一番 アルギット栽培
   特許 4541923号
        波部黒保存会

 
波部黒大豆発祥の地碑
 波部黒大豆発祥の地 碑