JR常磐線の水戸駅から南に1.5km。
市立千波中学校の東に 清厳寺・薬王院という二つの寺院がある。それらの寺の参道の間にある 沼田米穀店の前に
「神楽屋敷跡 水戸大神楽発祥之地」と書かれた白い石碑が建っている。
“神楽”は 神前に奉納するために奏される歌と舞のこと。
この神楽の一流儀として,伊勢神宮や熱田神宮の神官が獅子舞を伴って各地を廻って お祓いを行う行事が生まれ,
これが“大神楽(太神楽)”と呼ばれた。
やがて 太神楽の余興として行われていた曲芸が舞台芸となり,現在は 伊勢大神楽・江戸太神楽・水戸大神楽の
三大流派をはじめ,各地にいくつもの流派が伝えられている。
太神楽の曲芸は 一人または少人数によって舞台上で あるいは大道芸などとして演じられる芸だが,
その内容は幅が広く,獅子舞や漫才から,いわゆるジャグリング,たらい回し・皿回しなどが含まれる。
カラカサの上で一升枡を廻して有名であった お染めブラザーズ(海老一染之助・染太郎)も 太神楽の流れを汲む。