発祥の地bannar
宝生座発祥の碑
 [ほうしょうざはっしょうのひ]


場所
京都府京田辺市大住池平
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JR学研都市線の大住駅から北西に 1km。
大住小学校と大住中学校の間に 月読神社がある。 神社の参道から 少し右手の木立に入ったところに, 「宝生座発祥の碑」という 茶色の石碑が建っている。

能は 鎌倉時代後期から室町時代初期に完成を見た。
室町期に成立した大和猿楽の 結崎(ゆうさき)座・外山(とび)座・坂戸座・円満井(えんまい)座は「大和四座」と呼ばれ, 後に それぞれ 観世・宝生・金剛・金春 につながったとされる。
宝生流の祖は 観阿弥の長兄「宝生大夫」で, 宝生は大和猿楽の外山座に加わっていた。 後に 外山座は座の中心的役者である 宝生大夫の名を取って「宝生座」と呼ばれるようになった。

宝生流は, 室町時代には小田原の北条氏に保護され, 江戸時代には 能を溺愛した徳川綱吉が 宝生座を贔屓にし, 加賀藩の能も 宝生流中心となった。

なお,一般に宝生流の発祥地は奈良県桜井とされることが多く,桜井市の宗像神社には「宝生流発祥の地」の記念碑が建っている。京田辺市のこの地が「宝生座発祥の地」とされる理由は明らかでない。

撮影日
2007年6月
碑文
宝生座発祥の碑

 月読神社の神宮寺を宝生山福養寺といい, 老松の茂る池には亀が遊んでいた。(今の大住中学校の地)この神社と寺に奉納した能楽座を宝生座(外山座とも)と称した。
    平成二年二月建国記念の日
       文学博士 志賀 剛 撰文
            中西鋼二 書
            下村信夫 建之


 
宝生座発祥の碑 月読神社
宝生座発祥の碑
 
月読神社 拝殿