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西洋劇発祥記念碑
 [せいようげきはっしょうきねんひ]


場所
大分県大分市大手町3丁目
コメント
JR大分駅の北東700m。
城址公園から南に伸びる 大手通り(大分県庁の西側)の中央部分は“遊歩公園”と呼ばれる細長い公園と なっていて,多くの彫刻や石碑が建てられている。
その中に「西洋劇発祥記念碑」と書かれたレリーフとその由来を記した石碑がある。

日本に初めてキリスト教を伝えたフランシスコ・ザビエルは, 1551(天文20)年に 豊後国の大名・大友宗麟に招かれて大分に渡り キリスト教の布教を行った。
このため 大分は日本に於けるキリスト教の中心地となり,早い時期から西洋文化が取り入れられた。 教会が建てられ,賛美歌が歌われ,クリスマスになると信者たちによって宗教劇が演じられた。 これは 日本最初の西洋劇であった。

レリーフに刻まれているのは『ソロモンの裁判を願った二人の婦人』(THE JUDGMENT OF SOLOMON)から, ソロモン王が 自分が母親だと主張する2人の婦人に子供を引っ張らせ, 先に手を離した方を母親と認めた,という逸話を演じた場面だという。

撮影日
2006年10月
碑文
西洋劇発祥記念碑

 この地にキリスト教が布教されて9年後の1560年(永禄3年)のクリス マスに,府内(大分市)のキリスト教 会では信者の手によって,「アダムの堕 落と贖罪の希望」,「ソロモンの裁判を願 った二人の婦人」等々の西洋劇が演ぜ られた。これが日本における洋劇の最 初である。
 以来,府内教会ではクリスマスや復 活祭に,聖書に基づく数々の宗教劇が 演ぜられるならわしになった。
 図は前記ソロモンの裁判を願った二 人の婦人の一場面で,日本彫塑界の権 威東京芸術大学教授舟越保武先生の制 作で,小社創業10周年記念事業の一つ として,大分市に贈るものである。
       昭和49年10月31日
         株式会社 マリーンパレス
           取締役社長 上田 保 識
                 糸永 求 書


西洋劇発祥記念碑 西洋劇発祥記念碑レリーフ
西洋劇発祥記念碑
同・レリーフ