発祥の地bannar
有線放送電話発祥之地
 [ゆうせんほうそうでんわはっしょうのち]


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場所
千葉県君津市久留里市場
コメント
JR久留里線の久留里駅の駅前に“上総公民館”がある。
公民館の南側の庭に 黒御影石の発祥碑が建っている。
また 公民館の南斜面下には「遺産名 有線放送電話発祥之地記念碑」と書かれた 案内碑がある。

「有線放送電話」とは,加入者宅に配線された電線と スピーカーを内蔵した電話機によって, 地域内の一斉放送と 加入者相互間の通話ができる“固定電話と放送を兼ねたシステム”。
昭和30年〜40年代にかけて,電電公社の加入電話がほとんど普及していなかった農村漁村において, 農業協同組合や町村などが運営し,無料 または 定額で通話ができ,一部では 電電公社の電話回線と 接続する“区域外通信”も行われていた。

有線放送電話では,毎日定時に 地域の広報や NHKニュースの再放送・天気予報・農産物などの市況 ・防災情報 等が放送され,放送がない時間帯のみ電話として利用できた。
通話は 一般電話とは別の 専用の特別な番号で行われ,交換手を経由して接続された。 通常は加入者 3人〜10人程度で配線を共用する共有電話であり, 秘話装置もなかったため 他人の通話内容を聞くこともできたが, 後に 個別呼び出しやダイヤル自動接続も行われるようになった。

有線放送電話の加入者数は,1969(昭和44)年に 322万のピークを迎えたが, その後の電話事情の変化により,通話地域が限定されている有線放送電話は 魅力が薄れて加入者が減少し,設備の老朽化もあり,廃止されたり 防災無線などに転換したところが多い。
一部では CATV事業になったり,インターネット接続(ADSL)事業に活用されている所もある。
現在もまだ現役として使用されている有線放送電話はあり,特に長野県・滋賀県で多く使われている。

(参考) ADSL発祥の地  .

撮影日
2009年11月
碑文1
有線放送電話発祥之地
    千葉県知事
      友納武人書

昭和二十四年当時,旧君津郡松丘村消防団長四宮喜八郎氏は 同村ラジオ共同聴取有線放送設備を広報の伝達,消防 その他非常の際の連絡に利用することを思いつき, 同村の通信技師沖津一氏にこの有線放送設備の改良を依頼した。 その結果昭和二十六年通話兼用の有線放送電話設備が同村一円に設置されるに至り, その後この有線放送電話の利便は広く認められ, 全国農山漁村の通信連絡用施設として,貴重な役割をになうようになった。
現在この装置は,本県をはじめ全国各地に設置され,その施設は二千を数え, 約三百万世帯の利用に供されている。
こゝに有線放送電話法施行十五周年に当り,有線放送電話発祥のこの地に記念碑を建て, この由来を永く構成に伝えんとするものである。
    昭和四十八年五月吉日
      社団法人 日本有線放送電話協会
         千葉県有線放送連絡協議会
         君津市

 
有線放送電話発祥之地碑 同 案内碑
有線放送電話発祥之地 碑
同 案内碑

上総公民館
上総公民館


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