発祥の地bannar
豊順鉱業創業の地
 [ほうじゅんこうぎょうそうぎょうのち]


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場所
群馬県安中市松井田町横川
コメント
JR信越本線の終着・横川駅の西側に隣接して「碓氷峠鉄道文化むら」がある。
文化むらの展示棟から車両展示場に行く途中の左側に「豊順鉱業創業の地」と書かれたパネルと,以前豊順鉱業の構内で使用していた巻き上げ機がモニュメントとして設置されている。

豊順鉱業という会社は,ベントナイトを採掘して,各種用途向けに加工する企業で,現在は(株)ホージュン(本社:安中市原市)という名称で活動している。
1914(大正3)年に「豊順洋行」として創業,群馬県松井田町(現・安中市)でベントナイトの採掘を開始。その後各地に工場(製品加工)と鉱業所(採掘)を設けて発展してきた。

“ベントナイト”とはあまり聞かない物質だが,一言で言えば,粘土性の鉱物(多少難しく言えば,天然のコロイド性含水ケイ酸アルミニウム)で,非常に粒子が細かく,皮脂や汚れの吸着能力に優れた性質を有する。水を吸うと体積が10倍以上に膨張するため,日本では一時期に「膨潤土」と呼ばれたこともある。
吸着力・結合力・粘着力・ゲル形成力があって.乳化剤・充填剤・粘結剤などとして,多方面で利用されている。その応用分野はたとえば,

  • クリーム・乳液・パック材などの化粧品用
  • 医薬品原料
  • 田畑の土壌改良
  • 石油ボーリング用
  • 鋳物砂用
  • 建築・土木工事用
  • 小動物の排泄物処理用(猫砂)
など 非常に多彩である。

撮影日
2010年4月 (写真提供 T.H.さん)
碑文
豊順鉱業創業の地

松井田町を始めとする安中市,富岡市などの西毛地区は鋳物や土木などに使用される微細な粘土鉱物“ベントナイト”の日本一の産地です。
豊順鉱業は昭和14年,松井田町に於いてベントナイトの採掘・製造を開始し,工場をここ横川構内に,ベントナイトの採掘は松井田町五料西尾の鉱業所で行っておりました。
創業者中村弥助(1886〜1966)が鉱業所を開発した当時の様子が産業研究所,発刊の“私の歩んだ道”の一文にこう記載されています。

五十尺,百尺,百五十尺――竪抗はいたずらに深さを増すばかり。しかし,掘れども掘れども出てくるのはただの泥土であった。「こんな楽しみのない穴は掘れない」私より先に坑夫が音を上げた。私はなだめたり,叱り付けたりして来る日も来る日も一本の穴を掘り続けた。
それは苦しい歳月だった。
そしてようやくベントナイトの層にたどり着いたのは実に最初にツルハシを打ち下ろしてから二年後,ひんやりと手にふれる粘土の感触に思わず熱いものが胸に込み上げてくるのを押さえる事が出来なかった。
本碑は創業の記念として,かって構内で使用していた巻き上げ機を松井田町のご厚意によりモニュメントとして設立させて戴いたものです。
   平成11年4月吉日
                          豊順鉱業株式会社


 
豊順鉱業創業の地碑
豊順鉱業創業の地 碑

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