発祥の地bannar
「黄色い羽根」発祥の地
  [きいろいはね はっしょうのち] 


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場所
岩手県北上市飯豊
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JR東北本線の村崎野駅から 北に2.5km。
花巻市方面から 国道4号を南下し 飯豊橋を越えるとすぐに, 右側に日産プリンス花北店, 左側に花北モータースクールがある。 この道路脇に『「黄色い羽根」発祥の地』と書かれた看板がたっている。

「黄色い羽根」は,交通安全運動の一環として 毎年春・秋の交通安全運動に際して配布されている。 この運動の起源は,50年前にこの地で発生した交通事故がきっかけだった。
1955(昭和30)年5月,北上市内の国道4号線の飯豊橋で 小学生などを乗せたバスが運転を誤り, 橋の欄干を突き破って川に転落。12人の死者と30人の負傷者を出すという大事故が起きた。
この事故をきっかけに,交通安全のシンボルとして,赤い羽根にヒントを得て「黄色い羽根」が考えられた。 この年の「秋の全国交通安全運動」から岩手県内で配布されるようになり,大きな反響があったため, 全国交通安全関係者会議でも報告され 全国でも実施されるようになった。
しかし最近では 「黄色い羽根」運動は 岩手県で全県的に実施されているものの,他の地方では 静岡県・山梨県・島根県 などの一部地方で行われているだけで, 全国的な活動とは言えなくなっているようである。

一方 交通安全運動とは別の「黄色い羽根」もある。 石川県を中心に「腎臓移植の啓発・推進」のための募金のシンボルとして使用されているものである。
これは 1997(平成9)年ごろから「日本黄色い羽根友の会」が開始し,その後「NPO法人日本黄色い羽根協会」に 引き継がれて行われているものだが,この運動も必ずしも全国規模にはなっていない。

撮影日
2008年10月 (写真提供 T.H.さん)


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