発祥の地bannar
股のぞき発祥の地
 [またのぞきはっしょうのち]


場所
京都府与謝野町弓木
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北近畿タンゴ鉄道宮津線の天橋立駅から西に5km。山上の“大内峠一字観公園”から東に宮津湾に浮かぶ“天の橋立”を見渡すことができる。
ここに「股のぞき発祥の地」と刻まれた褐色自然石の石碑が建っている。

天の橋立は,丹後半島の付け根にある宮津湾と内海の阿蘇海を隔てる,自然に形成された砂州で,20〜170mの幅,2.6kmの長さがあり,現在は遊歩道が南北をつないでいる。(京都府道607号。車は通れない。)
丹後の天橋立はまた,陸奥の松島,安芸の宮島と並んで“日本三景”として知られる。

天の橋立の特徴は 周囲の山上から見た眺望の珍しさ・美しさにある。ほぼ直線に長く伸びる松林は,見る方向によって縦一線に見えたり,横一線に見えたり,斜めに見えたりする。このため 天の橋立の周辺には,傘松公園(斜め一文字)・天橋立ビューランド(縦一文字)・一字観公園(横一文字)などのビュースポットがある。
もう一つの特徴は「股のぞき」という観賞方法だろう。股のぞきとは,見る者が自分の股の間から顔を出して 上下逆さまに見ることで,天の橋立観光の目玉になっている。
天の橋立はイザナギノミコトが天に通うために作った通路と言われ,股のぞきによって天地が逆転して,長く延びた松林が天にかかるような光景を楽しむことができる。

天の橋立における“股のぞきと”は明治以降に広まった習慣らしい。股の間から何かを見るという動作は,もちろん古くからあったのだろうが,観光地でこれを行ったのが天の橋立だったということか。
天の橋立地区全体として“発祥の地”とされているので,周辺のビュースポットはいずれも発祥の地と称しているわけで,特に最も観光客を集めている傘松公園にも「股のぞき発祥の地」という案内看板が出ているが,発祥碑があるのは ここ一字観公園だけである。別に発祥の地をあらそっているわけではなく,新しくできた一字観公園の客寄せのための仕掛けだったのだろう。
なお,高齢者が股のぞきをすると 血が頭にのぼって 思わずよろけてしまうので危険を伴う。このため展望のよい場所に設置されている「股のぞき台」には手すりがついている。

撮影日
2013年9月
2013年6月 (写真提供 K.T.さん)
碑文
股のぞき発祥の地

 
股のぞき発祥の地 碑
股のぞき発祥の地 碑
 @一字観公園
一字観公園から見た天の橋立
(松林の砂州が横一文字に見える)

(マウスで画像に触れると ⇒)
股のぞきするとこんな具合に見える
キャンプ場のコテージ
キャンプ場のコテージ
 @一字観公園
「股のぞき発祥地」の看板@傘松公園 「股のぞき台」@天橋立ビューランド
 「股のぞき発祥地」の看板
 @傘松公園
 「股のぞき台」@天橋立ビューランド
(股のぞきの際よろけると危ないので手すりがついている)