発祥の地bannar
雪害対策発祥の地
 [せつがいたいさくはっしょうのち] 


場所
新潟県魚沼市堀之内
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JR上越線の越後堀之内駅から東に250m。国道17号(三国街道)の北側に“県立魚沼テクノスクール”がある。ここの校舎の南側に国道に面して「雪害対策発祥の地」の石碑が建っている。

新潟県は国内でも有数の豪雪地帯で,しばしば豪雪による被害が発生している。1961(昭和36)年の暮れから翌年にかけての豪雪で大きな被害を受けたことをきっかけに,豪雪地帯に対する国の施策が不十分であることを痛感した新潟県議会は,国に雪害対策の立法化を働きかけ,「豪雪地帯対策特別措置法」の制定を見た。

「豪雪地帯対策特別措置法」は,『積雪の程度が特に甚だしいため,産業が停滞し かつ 住民の生活が阻害されている地域』に対して,積雪期における 交通通信・農林業・住民の生活環境・教育・医療介護などの維持向上をはかり,同時に雪に関する調査研究を推進することが目的とされる。
現在 北海道・北東北・日本海沿海部など,国土面積の約50%(人口比で約30%)が“豪雪地帯”に指定され,さらに積雪が特に著しい地域として,面積で約20%(人口比約10%)が“特別豪雪地帯”に指定されている。

法律の制定に関する発祥碑というのは非常に珍しいが,碑文を見ると 特別措置法の成立に貢献した 角谷久次氏の顕彰碑のように読み取れる。
また 森山汎愛氏と岡田正平氏が昭和初期より雪害対策を訴えていたことも書かれているが,これは この発祥碑が完成した後に書き加えられたものであろうか。

撮影日
2010年11月 
碑文
雪害対策発祥の地
   新潟県知事 金子清


昭和初期
堀之内町長森山汎愛氏は初代民選知事になられた岡田正平氏と共に国・県に訴えて雪害試験場の設立を見たのである。


昭和三十六年から三十七年のドカ雪による交通の被害は甚大であった。
三十七年一月二十四日,雪害対策臨時県会を開いて,議員全員が委員となり「雪害対策特別委員会」を設置し,委員長に角谷久次が選出された。角谷委員長は当面の対策の他に「雪の法律の制定」に最大の努力を払った。
新潟県試案を立案し,幾多の難関を突破して昭和三十七年三月二十九日「豪雪地帯対策特別措置法」が成立した。
      平成元年の初秋


 
雪害対策発祥の地碑
 雪害対策発祥の地 碑