発祥の地bannar
森林浴発祥の地
 [しんりんよくはっしょうのち]


場所1
長野県木曽郡上松町小川 (写真[1]の石碑)
場所2
長野県木曽郡上松町小川 (写真[2]の案内板)
コメント
JR中央本線・上松駅から西に 直線距離で約8km。
木曽川の支流“小川”に沿って “赤沢自然休養林”に向かうと, 黒沢へ向かう道路(現在・進入禁止)との分岐点に 「森林浴発祥の地」の案内板[写真2]がある。
また, この道路終点の“赤沢自然休養林”には“森林鉄道記念館”“森林資料館”などがあり, その少し手前に「森林浴発祥の地」の石碑[写真1]が建っている。

森林浴とは, 樹木に接して肉体的・精神的な癒しを求めること。
その科学的な効果としては, 樹木が発散する“フィトンチッド”と呼ばれる物質が作用しているとされるが, 現実には 科学的な効果に加えて精神的なものも大きいといわれる。
近所の林を散歩する程度のものから, 登山やキャンプまで 幅広い活動が森林浴の範疇に入る。

森林が心身の健康に良い影響を与えることは以前から指摘されていたが, 日本では1982(昭和57)年に, 当時の林野庁などによって「森林浴」という用語が提案され, 同年秋に 初の「全国森林浴大会」が赤沢自然休養林で開催され, この地が「森林浴の発祥の地」となった。
現在も 赤沢では毎年「森林浴大会」が開催され, 自然休養林には 遊歩道などが整備され, 山に慣れない都会人でも 森林浴を楽しむことができる。
また 全国各地に“森林浴の森”があって, それぞれの森を構成する樹木の種類などによって さまざまな効用があるとされる。

上松町は 古くから「日本三大美林」の一つと言われ, 木曽ヒノキなどの木材集積地として栄えてきた。 現在もJR上松駅の西側には貯木場があって, ヒノキ材の集積風景を見ることができる。 赤沢自然休養林には 樹齢300年を超える木曽ヒノキの天然林があって, 森林浴に最適の地である。
また これらの木材の運搬用として“木曽森林鉄道”が活躍していたが, トラック輸送とのコスト競争に敗れ, 1975(昭和50)年に廃止となった。現在は その一部が復活され, 赤沢自然休養林内 (往復 2.2km) を 観光用の“赤沢森林鉄道”として運行されている。

撮影日
2008年5月 (写真提供 T.H.さん)
碑文1
森林浴発祥の地
   林野庁長官 秋山智英

[1]森林浴発祥の地碑 [2]森林浴発祥の地案内板
[1] 森林浴発祥の地 碑
[2] 森林浴発祥の地 案内板