発祥の地bannar
土地家屋調査士制度発祥の地
 [とちかおくちょうさしせいどはっしょうのち]


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場所
長野県松本市美須々
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JR篠ノ井線の松本駅から北に4km。
松本市総合体育館の北東西側,道路脇の植込みの中に「土地家屋調査士制度発祥の地」と書かれたプレートが 地面に埋め込まれている。
(その背後には 黒い大きな柱状のモニュメントが建っているが,これは 緯経度標のモニュメントと思われる。)

「土地家屋調査士」は,不動産の測量を行い 不動産の登記に関する手続きをするのが業務。 よく似た仕事として「測量士」があるが,こちらは土地の測量だけが業務である。 前者は 法務省の管轄で,後者は 国土交通省の管轄という違いがある。

1872(明治5)年,“地所永代売買の解禁”が実施されて 土地の自由売買が可能になり 私有権も認められたことに伴い,不動産登記制度(不動産の所有権を記録・公示する制度)が制定された。
戦前まで,不動産登記は 不動産の権利関係のみを記録するものであって, 不動産の物理的な位置・形状などは 税務署が課税を目的として“土地(建物)台帳”として把握していたが, 現在のように 権利関係と土地の現状記録を統合して“登記簿”として登記するようになったのは, 昭和25年以降のことである。

不動産の測量・調査をする業務は 昭和初期から“土地調査員”として活動していたが 法的な裏付けがなかったため,国の制度とする運動が行なわれていた。
戦後土地の登記制度が大幅に変化したことも背景に,1950(昭和25)年に“土地家屋調査士法”が成立した。
この発祥碑は,制度発足から 46年目の1996(平成6)年に 関係者によって建立された。

撮影日
2009年8月 (写真提供 T.H.さん)
碑文
土地家屋調査士制度発祥の地
  連合会初代会長 降旗徳弥 謹書

 我が国における登記制度の一翼をになう土地家屋調査士制度は,国民の社会生活の基本となる土地・建物の権利の明確化に寄与する目的をもって昭和25年7月31日に制定された。
 同制度の揺籃期は昭和3年,松本土地調査員会が県下各調査員会に団結を呼び掛け,昭和13年長野県土地調査員会連合会の結成をみたことに始まる。
 以来松本市の赤羽多知男,中島實,岡谷市の林義成氏をリーダーとし,国家制度実現を目指し,全国規模での請願運動が進められた。しかし戦後,情勢一変した国会においてこの運動は衆議院議員元逓信大臣降旗徳弥先生を中心に,議員立法として各方面の協力を得て,土地家屋調査士法として成立したのである。
 この運動は松本税務署長殖木庚子郎氏の示唆を得てから実に22年,この間関係各位の記念すべき功績が集大成して有終の成果を得たのである。
 この碑は制度制定のため一途に尽くされた諸先輩,その多くはすでに故人となられたが,その歴史的精華を後世に語り継ぎ,更に未来への限りなき発展を願い,制定運動が産声をあげたこゝ松本の地に会員1万8千4百余名の総意により建立した
    平成6年10月3日
            日本土地家屋調査士会連合会会長  三浦福好


 
土地家屋調査士制度発祥の地碑 土地家屋調査士制度発祥の地碑
土地家屋調査士制度発祥の地 碑

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