発祥の地bannar
海水浴発祥の地 [かいすいよくはっしょうのち]

場所
神奈川県横浜市金沢区富岡東4丁目
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京浜急行・京急富岡駅から 500メートル程西に 富岡八幡公園 がある。
南北に長いこの公園の中央付近に 富岡八幡宮に登る参道の石段と 鳥居があって, そのすぐ手前に「記念碑」と書いた大きな石碑と 50センチぐらいの石柱が建っている。
前者は, かつてこの付近が富岡漁港だったことを記念する碑で, 後者は 「海水浴発祥 宮の前海岸跡」と書かれている。

横浜・富岡のこの付近は かつて 白砂青松のすばらしい海水浴場だった。
江戸末期に横浜が開港して 外国人が住むようになると, 海水浴に適した場所を求めて この付近に外国人が逗留するようになった。ヘボン式ローマ字で有名な ヘボン博士も この地を訪れ, この地が東京湾で一番海水浴に適していると推奨したので, 一躍脚光を浴びることになった。
その後 政治家など 中央の大物たちが次々と富岡海岸に別荘を構えた。 井上馨・伊藤博文・三条実美・松方正義 等々数多く, 当時「夏は富岡で閣議が開ける」とまでいわれたという。

公園の周囲は 住宅団地と工場群が広がっていて, 海岸が近くにあったとは信じられないような場所である。
上記の 富岡漁港記念碑によると, この公園の西側はすぐ海になっていて 漁港と砂浜が広がっていたが, 昭和40年代から 50年代にかけての 高度成長期に, 広大な面積の埋立てが行われ 様相は一変してしまった という。

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撮影日
2003年8月
碑文
海水浴発祥

 宮の前海岸跡
     平成十一年 富岡丁長寿会

海水浴発祥  海水浴発祥 碑
富岡漁港記念碑  富岡漁港記念碑


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