発祥の地bannar
伝説 河童徳利 発祥の地
 [でんせつ かっぱどっくりはっしょうのち] 


発祥の地コレクションは、新サイト https://840.gnpp.jp に移行作業中です。
個別の移転先ページのリンクは、このページの下部をご覧ください。

場所
神奈川県高座郡寒川町大曲4丁目
コメント
JR相模線 香川駅の南西500m, 県道・相模原藤沢線が 小出川(旧名・間門川)を渡る “大曲橋”の東西両側に 簡単な木製の看板が立てられている。「かっぱどっくり発祥の地」
これは「河童徳利」そのものの発祥ではなく, 「“河童徳利”という伝説(民話)」 の発祥の意味のらしい。

この“大曲橋”は 寒川町の東端, 茅ヶ崎市との境界にあり, かつては“間門橋”と呼ばれ, 周辺には 以下のような「カッパ徳利伝説」が残されている。 この伝説の時代は, 鎌倉時代のこととも, また 江戸時代のこととも言われる。

河童徳利 (かっぱどっくり)

昔 西久保村に 五郎兵衛という 働き者が住んでいた。
ある日 五郎兵衛は, 間門川で馬のアオを洗っていると カッパが現れ, 馬の尻尾にしがみつき 水の中に引きずり込もうとしていた。 驚いた五郎兵衛は カッパをとらえ, 家の前の木に縛りつけた。 すると 河童は悲しげな声で泣き 助けを求めたので, かわいそうになった五郎兵衛は 縄をといて助けてやった。
その夜 五郎兵衛の家にカッパが現れ 命を助けてもらったお礼にと 徳利をさしだした。 「この徳利はいくらでもお酒がでます。でも徳利の底を 3回たたくと 出なくなります。」
くめどもくめども酒が出る 不思議な徳利の魅力に負けた五郎兵衛は, 朝から晩まで酒びたりになり, すっかり怠け者になってしまった。
ある日 愛するアオが 餌を与えるのを忘れられ やせ細ってしまったのを見て 大いに反省し, これでは駄目だと 徳利の底を3回たたいた。
一滴の酒も出なくなり, 五郎兵衛は また働き者になったとか。

ところで, この話には後日談がある。
話の主人公の五郎兵衛は 江戸時代(宝暦)に生まれ 文政7年に死んだ。 今も その墓が茅ヶ崎市西久保に残っているという。

「河童徳利」は 高さ7寸(21cm) 底4寸(12cm)あまりで, 3合の量が入るものだった。 長い間 大山街道沿いの見世物小屋に飾られ, 「大山詣」の人々の人気を集め 名物になっていた。 大正2年には 横浜の野沢屋で開催された「県民政資料展覧会」にも出品された という記録がある。
関東大震災後 行方不明になっていたが, その後 五郎兵衛の遠縁の家に戻ってきて, 現在も 静岡県に住む五郎兵衛の子孫の元に伝わっているといわれる。

どこまでが伝説で どこからが現実なのか 判然としないが, 興味深い。

撮影日
2004年1月 
碑文
間門川 伝説 河童徳利 発祥の地

    かっぱどっくり保存会

河童徳利 発祥の地 河童徳利 発祥の地
河童徳利 発祥の地


移転先 http://840.gnpp.jp/kappadokkuri/