発祥の地bannar
水力発電事業発祥之地
 [すいりょくはつでんじぎょうはっしょうのち] 


場所
京都府京都市左京区粟田口鳥居町
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地下鉄東西線の蹴上駅から 京都市動物園方向に 約300m下ると, 左手下の樹木の間に 太い鉄の水管と 煉瓦造りの建物が見え隠れしているが, ここが 関西電力 蹴上発電所である。構内に入ることはできないが, 正門の鉄扉の間から 写真の石碑が見られる。

1890(明治23)年に竣工した 琵琶湖疏水が完成し, この豊富な水を利用した 水力発電所を作ることになり, 1891(明治24)年に 日本で最初の水力発電所として稼働した。
出力80kW の直流発電所で, 京都市内の時計工場・紡績工場などに 動力用電力として 供給され, インクラインの運転動力もこの電力を利用した。 また 1895(明治28)年に開通した 日本で最初の電車(伏見線)にも電力を供給し, 京都市発展の大きな原動力となった。

撮影日
2004年6月
碑文
水力発電事業発祥之地
   村野藤吾設計
   炭山南木 書

 蹴上発電所は,わが国最初の事業用水力発電所であって,時の京都府知事 北垣 国道氏の計画になる 琵琶湖疏水工事の設計者 田辺朔郎博士と 疏水常務委員 高木文 平氏が,米国の利水施設を実地調査した結果,水力発電所を疏水に併設すること となり,この地に建設されたものである。
 工事は京都市により施行され,明治二十四年五月(西暦一八九一年)には八〇キ ロワット・エヂソン式直流発電機二台をもって一部の発電が開始された。小規模で はあったが,当時としては正に画期的なもので,その後数次にわたり拡張され, 昭和十一年(一九三六年)に出力五七〇〇キロワットとなり現在に至っている。
 ここに一碑を建立して その由来を伝えるものである。
    昭和三十七年十二月        関西電力株式会社
                      社長   芦原義重
水力発電事業発祥之地碑 height= 蹴上発電所正門
水力発電事業発祥之地 碑
蹴上発電所 正門