発祥の地bannar
萬葉遺跡葛飾早稲発祥地
 [まんよういせきかつしかわせはっしょうち] 


場所
埼玉県三郷市早稲田8丁目
コメント
JR武蔵野線・三郷駅の北 およそ1.5km の地点に“丹後神社”(丹後稲荷神社)がある。
正面の鳥居に向って左手入口に 2mほどの高さの石碑が建っている。

万葉集に歌われた「葛飾早稲」の発祥の地であることを示す記念碑。
石碑の裏面に 万葉集の歌が刻まれている。
   にほ鳥の葛飾早稲を饗すとも
      その愛しきを外に立てめやも

「にほ鳥(鳰鳥)」は 水鳥の「カイツブリ」の古名で“葛飾”へのかかりことば。 『(葛飾でとれる)早稲米を神様に供えるおめでたい夜は 身も心も清く保たなければならないのに, 愛しいあの人が来たら 外に立たせておくことはできない, 迎え入れてしまうでしょう』 という一種の恋歌。

「葛飾」は 東京・葛飾区から 千葉県市川市〜流山市, 埼玉県三郷市などを含む 江戸川流域の一帯で, 万葉集が編纂された8世紀ごろには 早稲米の産地として知られていた。
丹後神社のあたりは かつて“早稲田村”と呼ばれ, 現在も“早稲田”の地名が 残っている。ここが 葛飾早稲米の発祥の地だと 三郷市は主張している。

なお ここ丹後神社の他に, 千葉県流山市の「諏訪神社」「茂侶神社」, 野田市「中根八幡前遺跡」にも 同じ万葉歌の石碑が建っている。

撮影日
2005年8月
碑文
萬葉遺跡葛飾早稲発祥地
      昭和36年9月1日 埼玉県指定旧跡

万葉集第十四巻東歌抄
  にほ鳥の葛飾早稲(わせ)を饗(にへ)すとも
            その愛(かな)しきを外(と)に立てめやも
      昭和37年2月吉日 埼玉県北葛飾郡三郷村 建之

萬葉遺跡葛飾早稲発祥地碑 丹後稲荷神社
萬葉遺跡葛飾早稲発祥地 碑
丹後稲荷神社