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日本清酒発祥の地
 [にほんせいしゅはっしょうのち]


場所
宮崎県西都市妻1丁目
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JR日豊本線の高鍋駅から 西に15km。
国道219号沿い,妻北小学校の近くに 木花開耶姫(このはなさくやひめ)を祀る“都萬(つま)神社”がある。
拝殿前に 白い酒の瓶が2つ置かれ,「日本清酒発祥の地」と書かれた古い木碑と, その脇に「日本清酒発祥の地の由緒」と書かれた説明板が建っている。

日本酒(清酒)の発祥の地碑は,奈良市と兵庫県伊丹市にもある。
“清酒”という言葉は“濁り酒”に対するものだが,奈良(正暦寺)では“諸白(もろはく)造り”によって 神や仏に供える酒が造られ,また 伊丹では商業用に清酒が造られたと考えられる。
それに対して この地の「発祥」は“初めて米から酒を造った”を意味しているらしい。

神話によると,天照大神の命により 孫にあたる瓊瓊杵命(ににぎのみこと)は 葦原中国(日本の国土)を統治するために 高天原から日向の高千穂峰に降りた(天孫降臨)。
笠沙の岬で木花開耶姫命と出逢い結婚。木花開耶姫は三つ子の皇子を出産したが,母乳だけでは足りず 狭田の稲で甘酒を造り これをお乳代りとして育てた ... という。
これに基づいて この地を「日本清酒発祥の地」と称しているが,清酒というのは いささか抵抗感がある。「日本酒発祥の地」とした方がよかったのではないだろうか。

撮影日
2008年10月
碑文
日本清酒発祥の地
  清酒綾錦 雲海酒造株式会社

(説明板)
  日本清酒発祥の地の由緒
 木花開耶姫命「下田を以って狭田(さなだ)と曰う, その田の稲を以って天の甜酒(あまのたむざけ)を醸(か)みて新嘗(にいなへ)す。
 渟浪田(ぬなだ)の稲を用(も)て飯(いい)に為(か)しぎて新嘗す」
即ち甜酒が美酒の事で之を以って祀ると日本書紀 の一節にある。 日本でお米を原料として造った酒の最古の伝承である。
 当神社の御祭神である木花開耶姫命が三 人のお子を同時にお生み遊ばした時,母乳がわ りに甘酒で,お育てになったと言い伝えられている。 現に酒元という集落もこの近くに存在している。
        都萬神社 社務所

日本清酒発祥の地碑 日本清酒発祥の地 説明板
日本清酒発祥の地 碑
同・説明板