発祥の地bannar
私立獣医学校発祥之地
 [しりつじゅういがっこうはっしょうのち]


場所
東京都文京区大塚5丁目
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地下鉄有楽町線の護国寺駅を出ると目の前に護国寺がある。
仁王門から寺に入ると,正面奥に石段と不老門(中門)が見え,右手には童謡の碑や富士塚入口の鳥居などがあり,その脇に「私立獣醫學校発祥之地」と刻まれた石碑が建っている。

明治維新以降,日本は富国強兵政策のもと 近代的な騎兵隊の創設に着手した。1871(明治4)年に陸軍が創設されると,ヨーロッパ種の馬が輸入されて軍馬の改良が行われ,同時に獣医師の育成が始まった。

日本最初の獣医養成機関として 1881(明治14)年に「私立獣医学校」が開設された。陸軍の獣医師9名によってここ護国寺の境内で17名の生徒への教育が始まったが,寺の境内で解剖実習を行ったなどのため物議をかもし,間もなく茗荷谷に移転。
創立以来8年間で76名の獣医師を送り出して この学校は一旦閉鎖された。
1892(明治25)年,この私立獣医学校の卒業生らによって本格的な獣医教育機関「私立東京獣医学校」が市ヶ谷加賀町に再興され,農商務大臣よる認可も得て 129名の獣医師を輩出した。しかし各地に獣医学教育機関が整備されたため,1902(明治35)年に閉校となった。

その10年後,1911(明治44)年に「私立日本獣医学校」として下目黒に復活。獣医師法の実施により獣医師資格を得るには専門学校への昇格が不可欠となり,1937(昭和12)年に武蔵境に移転して「日本高等獣医学校」となった。

戦後の学制改革により,1949(昭和24)年に「日本獣医畜産大学」となったが,この頃大学経営が逼迫し,1951(昭和26)年から翌年にかけて,一部は日本大学農学部と合併して「日本大学農獣医学部」となり,一部は日本医科大学と合併した上で「日本獣医畜産大学」を存続させ,2006(平成18)年に「日本獣医生命科学大学」と改称して現在に至っている。

撮影日
2013年3月
碑文1
私立獣醫學校発祥之地

  明治14年9月15日 「私立獣医学校」当地で開校
  明治25年11月   「東京獣医学校」
  明治44年2月   「日本獣医学校」
  昭和13年4月   「日本高等獣医学校」
  昭和20年1月   「日本獣医畜産専門学校」
  昭和24年2月   「日本獣医畜産大学」
  平成18年4月   「日本獣医生命科学大学」
  平成23年     130周年を記念
    平成二十四年十月建立
            学校法人 日本医科大学
            日本獣医生命科学大学同窓会


 
私立獣醫學校発祥之地 碑 富士塚の鳥居と発祥碑
私立獣醫學校発祥之地 碑
富士塚の鳥居
左下に発祥之地の碑