発祥の地bannar
名大附中附高草創之地
 [めいだいふちゅうふこうそうそうのち] 


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場所
愛知県豊川市代田町1丁目
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名古屋鉄道豊川線・諏訪町駅の西 1km。豊川市文化会館の前に 丸っこい石碑が建っている。
石碑の上や側面に, セミやトンボやカエルなどの小動物が一緒に刻み込まれているのが可愛い。

この場所は, 太平洋戦争終結まで 旧・海軍工廠の巨大な施設があり, 戦艦を除く 銃器・弾薬などの 海軍の兵器の6割を ここで製造していたといわれる。
ピーク時には5万人を超える要員が働き, 海に面していないにもかかわらず, 豊川市は 海軍の町だった。
敷地面積は 90万坪。 北側は 現在の名古屋大学地球環境研究所のあたりから 豊川稲荷の近くまで, 南は 名鉄豊川線のずっと南まで, 南北に 1.8km, 東西に 1.2km という大きなものだった。

「名大附中附高」は「名古屋大学教育学部附属中学校・高等学校」の略称。
岡崎市にあった「岡崎高等師範学校」が戦災により校舎を焼失し, 戦後 1945(昭和20)年に ここ海軍工廠跡地に移転。 1947(昭和22)年 附属中学校が, 1950年(昭和25)年には 附属高等学校が設置された。
学制改革により, 岡崎高等師範学校は 名古屋大学教育学部となり, 附属中学・高校も 名古屋大学の附属となって, 1955(昭和30)年に 名古屋市千種区に移転した。

撮影日
2006年9月 (写真提供 Shishio&Maiko さん)
碑文
名大附中附高草創之地
  われら自由に学べり

名大附中は昭和22年5月に, 名大附高は昭和25年4月に豊川海軍工廠跡のうち ここら近辺にあった寄宿寮跡や養成所跡の片隅で誕生した。
 周りはどこまでも畑と林, 戦後の新教育を推進する学園は岡崎高等師範学校附 属から名古屋大学教育学部附属と名称を変え, 昭和30年3月に名古屋市へ移転し た。
 ここで巣立った同窓生が, その頃への思いをかたちとするのは, 平成9年11月3日 母校創立50周年記念である。

名大附中附高草創之地碑 石碑の側面
名大附中附高草創之地 碑
石碑の側面
(赤と緑の小さなものは, 撮影者のマスコット =オモチャのシシマイ)


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