発祥の地bannar
民営機械製粉業発祥の地  [みんえいきかいせいふんはっしょうのち] 

場所
東京都江東区扇橋1丁目
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小名木川に架かる 新扇橋 の南端に この碑が建っている。
黒の御影石で作られた この石碑は, 直方体ではなく 微妙に各面の角度が違っていて, シンメトリーを好む人間には 見ているうちに いらいらしてくる。

製粉工場は この記念碑の西側一帯にあったが, 現在は 区営アパートの団地になっている。 2001年に 江東区の史跡に指定され, 日本製粉(株)によって 記念碑が建てられた。

撮影日
2002年11月
碑文
民営機械製粉業発祥の地

 明治12(1879)年, 明治を代表する実業家 雨宮敬次郎は, 水運の便のよい小名木川に着目して, この地に それまでの水車動力に代わる 蒸気機関を動力源とした, 民営では最初の 近代機械製粉所 「泰晴社(たいせいしゃ)」を創設しました。
 欧米を視察して製粉事業の将来性を確信した雨宮は, 蒸気機関のほか 石臼製粉器, 篩器(ふるいき)などの製粉装置を米国から輸入して 製粉事業の経営に成功をおさめました。
 雨宮の製粉事業は 東京製粉合資会社に受け継がれ, 明治29年に 日本製粉株式会社に 改組されました。また, 小名木川沿岸には 明治30年台に製粉会社が次々と設立され, 全国でも屈指の小麦粉生産高を誇るようになりました。 こうして泰晴社は, 小名木川沿岸に さまざまな近代的工場が進出してくる さきがけともなったのです。
 なお, 明治初期の機械製粉所には, 開拓使により札幌に設立された 磨粉機械所(明治9年), 大蔵省による 浅草蔵前の製粉所(同12年) の二つがありましたが, これらの官営製粉所は ともに日本製粉株式会社が その事業を継承しました。
                           江東区

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新扇橋  新扇橋