発祥の地bannar
湘南発祥之地  [しょうなんはっしょうのち] 

場所
神奈川県中郡大磯町大磯
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JR東海道線の大磯駅から 南に向かう。左に 聖ステパノ学園 (澤田美喜記念館)を見ながら, 約500m先で 国道1号(東海道)に出る。それを渡ったすぐ左前方に, 大きな木々に覆われた中に ひっそりとたたずむ「鴫立庵(しぎたつあん)」がある。
鴫立庵の前に 発祥の地碑と 説明板が建っている。

この地「鴫立沢」は, 西行法師がこの辺りの海岸を吟遊して詠んだ名歌
 「こころなき 身にもあはれは知られけり 鴫立沢の秋の夕暮」
で知られており, 鴫立庵は 京都の落柿舎・滋賀の無名庵 とともに 日本三大俳諧道場 の一つとなっている。

(2007.2 追加)
大磯城山公園にある郷土資料館に「鴫立沢」の石碑が建っている。
碑面はかなり風化しているが, 資料館による説明パンフレットには 次のように書かれている。

    鴫立沢標石 (『湘南』発祥の地)
 大磯にある鴫立沢(しぎたつさわ)は, 西 行法師が東国行脚のとき「心なき 身にもあ はれは知られけり 鴫立沢の秋の夕暮」と詠ん だ地として知られています。寛文4年(1664), 小田原の外郎(ういろう)の子孫といわれる 崇雪が, 草庵をむすんで鴫立沢の標石を建て たといいます。磨滅して判読は困難ですが, 正面に『鴫立沢』, 裏面に『崇雪 著盡湘南 清絶地(そうせつ あきらかにしょうなんは せいぜつをつくすのち)』ときざまれています。 年号は確認できませんが, 寛文年間に建てられ たものであるとすれば, 『湘南』という地 名がすでに江戸時代に使われていた可能性 があります。これをもって, 大磯を『湘南』 発祥の地とするゆえんです。この標石は, 塩 害による磨滅からまもるために, 鴫立庵から 当館へ移設されました。なお, 鴫立庵にはレ プリカ(複製)が設置されています。
      郷土資料館(大磯・城山公園)
撮影日
2003年10月
2007年2月  (写真提供 H.T.さん)
碑文
湘南発祥之地


(説明板)
湘南発祥の地大磯の由来

崇雪と言う人が寛文4年(1664)頃 西行法師の詠んだ名歌
  「こころなき身にもあはれは知られけり
      鴫立澤の秋の夕暮」
を慕って 草庵をここに結び 標石をたて 東海道を往還する旅人に鴫立澤を示し 「著盡湘南清絶地」と景勝を讃えて刻んだのがはじめです
中国湖南省にある洞庭湖のほとり 湘江の南側を湘南といい, 大磯がこの地に似ているところから湘南と呼ばれるようになりました
     平成8年4月

湘南発祥の地 碑
 湘南発祥の地 碑

鴫立庵
鴫立庵

「鴫立沢」碑
(2007.2 追加) .

「鴫立沢」の碑  
(大磯町郷土資料館)