発祥の地bannar
七尾鉄道発祥の地
 [ななおてつどうはっしょうのち]

場所
石川県七尾市矢田新町
コメント
JR七尾線および のと鉄道の七尾駅から北東に1.5km
国道160号の“矢田新町”と“矢田新町東”の交差点の中間を 北に100数十m進むと, 七尾港埠頭のすぐ近くに シートパイルに囲まれた一角が凹んでいて, SLの動輪と並んで「七尾鉄道発祥の地」の碑が建てられている。

七尾鉄道は, 明治31年に 津幡駅(現在の本津幡)から 矢田新駅(後の七尾港駅)までの 貨物線として開業し, 後に 旅客運送を行い, 金沢への直通運転も始めた。
明治40年に 国に移管され 国鉄七尾線となり, その後 和倉温泉・穴水・輪島 方面に 延伸された。
七尾港駅は 貨物輸送の減少により, 昭和59年に廃止された。 さらに 平成3年には, 和倉温泉駅までが電化され, 同時に 和倉温泉−輪島間は「のと鉄道」に移管され, さらにその後, 穴水−輪島の路線は 廃止された。

碑が建っている場所は, 旧七尾鉄道の「七尾港駅」跡地で, 既に廃線になっているのだが, 付近にはまだ線路の一部が残っている。

撮影日
2002年11月 (写真提供 H.O.さん)
2009年8月 (写真提供 T.H.さん)
碑文
2009/10修正
七尾鉄道発祥の地

 現在のJR七尾線の前身である,「七尾鉄道株式会社線」は, 今から丁度100 年前の,明治31年4月24日, ここ「矢田新駅」から津幡駅(現在の本津端駅) に向け発車しました。
 この矢田新駅(大正6年七尾港駅に改称)は, 明治31年, 開駅当時は貨物扱 いのみの駅でしたが, 明治37年11月「七尾港」も整備され奥能登各地区から の舟便連絡のための旅客扱いも行うようになり, 翌明治38年4月からは全列車 金沢への直通運転を開始しました。
 その後, 昭和4年12月七尾線が能登中島駅まで延伸され水陸連結の必要性が 無くなるまでの間, 文字通り能登地域の玄関口としての役割を果たし, そしてそ の後も当地域の貨物輸送の拠点として日夜賑わってきました。
 しかしながら, 近年の貨物輸送体制の変化に伴い, ついに昭和59年1月その 使命も終え「86年」の長い歴史に幕を閉しました。
 平成10年4月24日「七尾線開業100周年」にあたり, この矢田新駅の歴 史的事業を「七尾市」をはじめ「日本鉄道OB会七尾支部の皆さん」及び「同宇 野気, 横山, 高松地区の皆さん」更に七尾線にゆかりのあるJR西日本の社員の 皆さん並びに「七尾線沿線のJR関係会社の皆さん」等多くの方々のご協力を 得まして, ここに「七尾鉄道発祥の地」として記します。
 なお, 明治31年七尾線開業当時の「七尾駅」は現在の本府中町にあり, 現在 地には,大正14年12月和倉駅まで延伸された時移転し, その後 昭和33年に 改築されて現在に至っています。
       平成10年4月24日
           七尾線開業100周年実行委員会
           七尾鉄道OB会七尾支部
           JR西日本七尾鉄道部

七尾鉄道発祥の地碑  七尾鉄道発祥の地 碑