積丹半島の西側の根元に位置する 岩内町の市街地。国道229号に面して“岩内町郷土館”がある。
その前庭に 赤い御影石の碑が建っている。
「ホップ」は, ビールの主要な原料の一つ。
北海道開拓使の お雇い外国人として来日したアメリカ人化学者 アンチセルは,
1871(明治4)年 炭鉱の調査をしながら 函館から札幌に移動中, 岩内地方で
ホップが自生しているのを発見。開拓使に 北海道でビールの醸造を始めることを提案した。
これを受けて開拓使は, 1876(明治9)年 札幌に麦酒醸造所を建設して, 北極星をマークとした
「札幌ビール」が発売された。
醸造所は その後民間に払い下げられ, 1888(明治21)年に「札幌麦酒会社」が設立された。
これが現在の「サッポロビール」の前身である。