発祥の地bannar
横浜ゴム発祥の地
 [よこはまごむはっしょうのち] 


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場所
神奈川県横浜市西区平沼1丁目
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横浜駅から南西に400m。
JR東海道線と京浜急行本線および新横浜通りに挟まれた一画に,“パークハイツ横浜”という大きなマンションがある。このマンションの東側,石崎川に挟まれた小公園の南端付近に,自然石に銅のプレートを貼り付けた形の石碑があり,「横浜ゴム発祥の地」と書かれている。

横浜ゴムは自動車タイヤなどゴム製品のメーカーで,売上の80%がタイヤ,その他には 高圧ホース・建築用シーリング材・ゴルフ用品などの製品がある。年間売上高は約5000億円。

横浜電線製造会社(現・古河電工)は電線製造を行う中で,電線被覆用ゴムなどの製造を行っていたが,工業用ゴム製品の将来性に注目して 高級ゴム製品の製造を企画し,1917(大正6)年にアメリカのグッドリッジと合弁で,この地(横浜・平沼)に「横浜護謨製造(株)」を設立,自動車用タイヤチューブなどの製造を開始した。
設立後 経営は順調であったが,6年後の 1923(大正12)年に関東大震災が発生。工場は壊滅的な被害を受け,平沼工場の操業を中止し,1929(昭和4)年に 横浜・鶴見に横浜工場を建設,移転した。戦後 1963(昭和38)年に,社名を「横浜ゴム(株)」に変更している。

現在 工場跡地に建っているマンション・パークハイツ横浜は,1980(昭和55)年に建設された。

撮影日
2004年10月
碑文(1)
横浜ゴム発祥の地

当社は大正六年こゝ平沼町に呱々の声をあげ我国として最初の高級ゴム製品の製造に着手した 其の後関東大震災に逢い工場移転を余儀なくされたが この一画は会社発祥の地として永く記念すべき所である
創立満五十五年を期し先人の偉業を称えて こゝに記念碑を設立する
    昭和四十七年一月
      横浜ゴム株式会社
       取締役社長 島崎敬夫


 
横浜ゴム発祥の地 碑
横浜ゴム発祥の地 碑

横浜ゴム発祥の地碑(拡大)
同上 (拡大)

パークハイツ横浜
パークハイツ横浜


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