発祥の地bannar
草津節発祥の地
 [くさつぶしはっしょうのち] 


場所
群馬県吾妻郡草津町
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草津温泉街の中心部, 囲山公園の南東端に接して 大阪屋旅館が, その向かい側に 古久長旅館が ある。古久長旅館の横に「鷲乃湯跡」という石碑と一緒に 草津節発祥の地碑が建っている。

草津温泉は 草津白根山の東麓にあり, 湯量が日本一豊かで 湯温が高く, かつ強酸性の温泉として知られている。
この温泉は, 日本武尊が東征の折発見したと伝えられ, 鎌倉時代には 源頼朝が, 戦国時代には 武田信玄ら入浴したという記録もある。 明治になり, 草津を訪れたドイツ人医師ベルツにより 草津温泉の医学的効能の研究が行われ, 世界的に知られるようになった。

草津温泉は「時間湯」という独特の入浴法があることでも有名。 50度から 場所によっては90度以上もの高温で, しかも刺激の強い酸性泉。この高温を生かして 温泉療法として利用するのが「時間湯」。
時間湯は 入浴を指導する湯長の号令の下で, 時間を3分に区切って入浴する。 30cm x 180cm の板で湯を揉んで温度を下げ, 湯を柔らかくする。この作業を20分〜30分かける。 この時に 調子を取るため歌われるのが「草津よいとこ一度はおいで〜 ドッコイショ」 という あの草津節である。
現在は その湯揉みが ショーとして再現されている。

草津節は, 様々な歌詞がつけられ 歌われていたが, 現在の歌詞の原形は 大正7年に草津を訪れた 平井晩村の作と言われる。

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撮影日
2005年5月  (写真提供 H.O.さん)
碑文
草津節発祥の地

    鷲乃湯跡地
「鷲乃湯」の由来は, その昔, 傷ついた鷲が この湯により傷を治したという故事によって 後世に伝えられています。「鷲乃湯」は江戸 時代から廃止される昭和44年までこの場所 にあり, 草津温泉ならではの独自の入浴法 「時間湯」の共同浴場として, 盛んに利用さ れ親しまれていた草津温泉を代表するもっと も古い源泉浴場の一つでした。

〔時間湯〕
源泉の効能を保つために“湯揉み板”で温泉 を揉み, 指導者である「湯長」の導きいより 入浴する草津温泉ならではの独自の入浴法。


 
草津節発祥の地碑
 草津節発祥の地 碑

古久長旅館
 古久長旅館と「鷲乃湯跡」碑


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