西国三十三ヶ所霊場発祥地 [さいごくさんじゅうさんかしょれいじょうはっしょうち] 発祥の地コレクションは、新サイト https://840.gnpp.jp に移転しました。 | |||
場所 |
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コメント |
JR紀勢本線・那智駅駅から北西に2.3km。那智山(那智大滝)方面に向かい, “井関駐在所前”バス停付近,
北東の旧道に面して, 「西国三十三ヶ所霊場発祥地」と書かれた霊園の看板が掲出されている。
「西国三十三ヶ所霊場発祥地」とは, この地の“那智山青岸渡寺”が 西国33ヶ所霊場の“第1番”札所であるために
このように呼ばれたのかと思われるが, 西国33ヶ所の順番は たまたま和歌山県の南端を1番として
近畿地方を一廻りして 最後に岐阜県までの33寺院 (正確には“番外”があるので36ヶ寺)を,
地理的な並びの順に番号がつけられたもので, 青岸渡寺が最初に西国三十三ヶ所に指定されたわけではない
はずである。
日本では 仏教寺院の霊場巡りが盛んに行われるが,「西国三十三ヶ所霊場」は 近畿地方に分布する
日本で最古の観音巡礼霊場である。和歌山→大阪→奈良→京都→兵庫→滋賀→岐阜 と7府県を巡る。
江戸時代になると 観音巡礼の風習が広まり, 関東の「坂東三十三ヶ所」や「秩父三十四ヶ所」と併せて
「日本百観音」と言われるようになった。
これにより近畿地方の観音巡礼は「西国三十三ヶ所」と呼ばれるようになり,
熊野詣でから巡礼を始める人が多かったので 第一番が紀州の青岸渡寺に,
東国への帰路に着きやすいということで 第三十三番が美濃国の華厳寺という 現在の巡礼順になった とされる。 | ||
撮影日
| 2008年5月 (写真提供 K.T.さん) | ||
碑文1
| 西国三十三ヶ所霊場発祥地 那智 ふだらく霊園 |
西国三十三ヶ所霊場発祥地
那智 ふだらく霊園 看板 |
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