発祥の地bannar
立正大学発祥之地
 [りっしょうだいがくはっしょうのち]


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場所
千葉県匝瑳市飯高
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JR総武本線の八日市場駅から 北に6km。
千葉県道16号(佐原八日市場線)と 千葉県道74号(多古豊里線)の交差点から 南東に 500mの地点の 台地上に, 日蓮宗の寺・飯高寺の広大な境内が広がる。
寺の総門を入って 200mほど進むと, 講堂の少し手前に「立正大学発祥之地」と刻まれた大きな石碑がある。

立正大学は, 1580(天正8)年に この地に開設された「飯高檀林」(日蓮宗の僧の最高教育機関)に始まり, これを起点とすれば 現在で およそ430年の長い歴史を有する。
「飯高檀林」は 明治期まで教育・研究機関として 重要な役割を果たしたが, 1872(明治5)年に 学制発布により 檀林は廃止され, 近代的な教育機関として 東京に「宗務院」を設立, 移転した。 これをもって 立正大学の開校とされる。
飯高檀林の跡には 講堂などの建物が飯高寺として残されている。

宗務院は 1907(明治40)年に「日蓮宗大学」と改称。 1924(大正13)年に「立正大学」となった。ちなみに 大学名は, 日蓮聖人の「立正安国論」にちなむ。
1949(昭和24)年 学校教育法により新制「立正大学」となり, 総合大学として現在に至る。 現在のキャンパスは 東京・大崎。

撮影日
2008年4月
碑文
立正大学発祥之地

 沿革
法華経の思想を建学の精神として高く掲げる立正大学は かって日蓮宗の最高 教育機関であった飯高檀林に淵源を発する 天正元年 日統上人によって飯塚 の地に談所が開かれ 同八年ここに移って飯高檀林の礎が築かれた やがて大 檀林として多くの学徒を集めて栄えたが 明治五年 東京の芝日本榎に設けら れた宗教院にその使命を譲った これが後に日蓮宗大学となり さらに立正大 学に発展する 飯高檀林をもって立正大学の淵源とするのはこのような由緒に よるもので その輝かしい歴史と伝統は今日に受け継がれている
  平成二年四月二十八日
        学校法人 立正大学学園 理事長 吉田 文堯
                  立正大学長 大澤 正男
                     撰文 中尾  堯
                     謹書 田淵 親斎


 
立正大学発祥之地碑 飯高寺講堂
立正大学発祥之地 碑
飯高寺 講堂

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