国産フェロクロム発祥の地 [こくさんふぇろくろむはっしょうのち] 発祥の地コレクションは、新サイト https://840.gnpp.jp に移転しました。 | |||||||
場所 |
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コメント |
秩父鉄道・影森駅から南東に500m。
昭和電工(株)秩父事業所の事務棟前の植え込みに,黒御影石の堂々とした石碑が建っている。
フェロクロムは鉄とクロムの合金で,ステンレス鋼に大量に使われるほか,ほとんどすべての鉄鋼製品に欠かせない添加物である。1920年代までは世界中でスウェーデンでしか生産できず,日本では全量を輸入していた。 その後 昭和電工はフェロクロムの国内トップメーカーとして生産を続け,戦後の高度成長で急増したステンレスの需要に応えてきたが,1970年代のオイルショック後,国産のフェロクロムは生産コストが上昇して国際競争力を失い,南アフリカ共和国など海外に生産を移転した。2005年にはその海外法人も売却し,現在この秩父工場は LEDなど化合物半導体の生産拠点になっているという。 余談だが,この辺りは秩父の巡礼道(秩父34ヶ所札所巡り)の真ん中にある。珍しいのは 26番円融寺から その奥の院“岩井堂”や琴平神社に登る道が昭和電工秩父事業所の中を通っていること。工場の入口には わざわざ 下の写真に示す看板が出ていて,「琴平神社,札所26番奥の院へお出掛けの方は,工場構内をお通り下さい」と書かれている。 | ||||||
撮影日
| 2011年3月 (写真提供 T.K.さん) | ||||||
碑文
| 國産フェロクロム発祥の地
フェロクロムは 鋼の耐熱性 強度等を高めるためのクロム添加材として 欠くことのできない合金でありますが 昭和の初期までは全量をヨーロッパからの輸入に頼っておりました | ||||||
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移転先 http://840.gnpp.jp/kokusan-ferrochrome/
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