京浜急行逗子線の終点・新逗子駅から西に150m。
県道24号に面して 真言宗の寺・延命寺がある。
寺の門前に「逗子の地名発祥の寺」と刻まれた石碑が建っている。
“逗子”という地名の起源については諸説あるようだが,最も有力とされる説によると,
平安時代に ここ延命寺に行基作の延命地蔵尊があった。
弘法太師が日光に行く途中 たまたま延命に立ち寄り,この延命地蔵を見て 自ら安置する厨子を造った。
これが地元住民の尊崇を集め やがてこの地域は“厨子”と呼ばれ,やがて“逗子”の文字が使われる
ようになったとされている。
『黄雲山逗子大師 延命寺 法燈史略記』には次のような記述がある。
平安時代
弘法太師 当山に立寄り地蔵尊の厨子を設立せられしより住民の尊信高まり此の地域を「厨子」と呼び
今日の「逗子」という地名の発祥となる
(逗子地名の発祥)