発祥の地bannar
守屋一族発祥の地
 [もりやいちぞくはっしょうのち] 


場所
山梨県韮崎市穴山町
コメント
JR中央本線・穴山駅から 東に400m。駅のすぐ前の山に「能見城跡」の文字が目に入る。 山道を7〜8分登った頂上に 上水道の配水池(?)があって, その金網に 能見山城址」の看板が かかっている。この水道施設の脇に石碑碑がある。
このあたりは 長靖寺という寺の所有らしいが, 全く手入れがされておらず荒れ放題。

能見城は, 室町時代から戦国時代にかけてこの地を所領した 穴山氏の詰城だった。 16世紀に 武田勝頼は織田氏の侵攻に備え 新府城(ここから北に2km)を建設し, 能見城は新府城の出城として整備・拡張されたが, 勝頼が 新府城を放棄した時に, 能見城も廃城となった。
能見城の遺構は 山上に上水施設が建設された際に 消滅したという。

撮影日
2006年6月 (写真提供 T.K.さん)
碑文(1)
守屋一族発祥の地

往時此ノ付近ハ武田信玄之家臣守屋
新兵衛尉定知ノ守護シ来リシ地域也
此ノ風光明媚ナル勝地ハ万民等シク
賞嘆シ垂涎■ク能ハザリシ処咬籠ハ
永ク池中ノ者タラス茲ニ時期到来シ
万民ノ福祉昂揚ノ為■■氏子相謀テ
神域開放ノ挙ニ賛スルニ到ル
希ハ神霊此挙ヲ嘉納シ守護神トシテ
本土ノ繁栄ニ未来永劫ニ神応■フニ
万劫ノ鎮護ノ御手ヲ■シ給フコトヲ
茲ニ能見城氏神域変革ノ経緯ヲ記シ
本碑ヲ建立ス
    昭和卅五年四月十一日氏代表守屋■男

(■=碑面劣化のため 一部の文字は読み取れない)

守屋一族発祥の地碑
守屋一族発祥の地 碑