JR中央本線・穴山駅から 東に400m。駅のすぐ前の山に「能見城跡」の文字が目に入る。
山道を7〜8分登った頂上に 上水道の配水池(?)があって, その金網に 能見山城址」の看板が
かかっている。この水道施設の脇に石碑碑がある。
このあたりは 長靖寺という寺の所有らしいが, 全く手入れがされておらず荒れ放題。
能見城は, 室町時代から戦国時代にかけてこの地を所領した 穴山氏の詰城だった。
16世紀に 武田勝頼は織田氏の侵攻に備え 新府城(ここから北に2km)を建設し,
能見城は新府城の出城として整備・拡張されたが,
勝頼が 新府城を放棄した時に, 能見城も廃城となった。
能見城の遺構は 山上に上水施設が建設された際に 消滅したという。