牛浜渡津跡碑
・・・・・(文字が消えていて 前半の 2/3 が全く読めない。) ・・・・・・
この碑は, 昭和39年に福生町多摩吟社, 福生
町観光協会及び町民有志の方々の篤志によって, 牛
浜大坂(熊川1058)に建てられたものですが,
平成2年, 多摩川中央公園の開設にともない, 牛浜
渡船場跡に近いこの地に移設しました。
平成■年6月 福生市教育委員会
石濱 (史跡 石碑〔碑文(1)〕の漢詩の翻訳)
勇ましいかな新田の最少郎(新田義貞)
差原(小手差原)に賊(足利尊氏軍)を駆れば皆な奔狂す
四十六里(小手差原より石浜まで)に風逐を成し
足利も足蹶(つまず)くは是れ此の場
足利尊氏は観応3年(1352)閏2月20日に武蔵国人見原(府
中市)・金井原(小金井市)で新田勢と対戦した。このとき尊氏方は苦
戦を強いられ, 石浜にのがれた。尊氏は窮地を脱して, 28日
小手差原(所沢市)・入間河原(狭山市)などで, 次々と新田勢を破
った。この一連の合戦を武蔵野合戦という。尊氏が逃れた「石浜」
の所在地については諸説があり, 市内の牛浜であるという説が古
くからある。