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【まいまいず井戸】へのコメント集   [2003-12-05]  追加 [2005-03-17]


『まいまいず井戸』に多数のコメントをいただき, ありがとうございました。
その中から 一部を紹介させていただきます。
  (文章を短くするなど, 適当に編集したものもあります。ご了承ください。)

【 S さんから 】
羽村のまいまいず井戸を見て考え込みました。「こんな井戸どっかで見 たぞ。一昨年まで7年間長崎にいたけど 唐津か? 佐賀か? ハテ?」
家内に聞いたら「府中の森よ。一緒に見に行ったの もう忘れた?」15年前 のことらしいです。続けて読んでいたら出てきましたねェ。

【 O さんから 】
友人が羽村にいるので何度か訪れたことがあります。 駅のほんのすぐ側にあるのに 静かな所でしたね。
今では井戸自体が珍しいのに この様な形態のものもが有るのも初めて知りました。
羽村以外にも有ったのですね。機会があればそちらにも訪れたいなと思いました。

【 N さんから 】
またまた新しい知識が増えました。
堀兼は、かっては村で、井戸を掘るのが難しいのでこの名が付いたと 子供の頃聞いた記憶があります。
近くに行ったら、寄ってみたいと思います。

「堀兼=ほりかね」とは, 井戸を掘るのに困難を極めたため「掘りかねる」の意味でつけられた, と言われているそうです。
【 M さんから 】
まいまいず井戸のお話 有難う御座いました、お話の近くに住んでおりますので 殊更興味をもって読ませてもらいました。 羽村の井戸も 堀兼の井戸も 近い日に尋ねて見ようと思っております。
まいまいず=カタツムリの方言であることも 始めて知りました。
それにしても 此の辺の昔の人は 水には不自由をしていたのですね。 今更ながら野火止用水の歴史の謂れを想いだしております。

【 S さんから 】
今年も師走の声を聞く時期になりました。 お元気に取材を続けている様子に敬意を表します。
まいまいず井戸なんてよくテーマを見出したものですね、
確かに説明と、現場の写真を見ると 合理的で理にかなった井戸であると思えるのですが、 まいまいず井戸として系統だった調査をしたことが素晴らしいと思いました。
やはり水の乏しかった地域のなせる業なのですね。

【 A さんから 】
相変わらずの活躍。 どこから「まいまいず井戸」など見つけてくるのか まず その才能に感心します。 又その、深さ、徹底さには、驚嘆。
式根島もいいですね。 私は、小豆島に行っただけなので興味深く読ませてもらいました。 温泉があるならぜひ行きたいと思いましたが、 露天風呂に水着とは、私の好みとは違っているようなので、 考えてしまいました。

「どうやってテーマを探したか」という質問が 他にもいくつかありました。
特別なことをやっているわけではなく, 偶然見つけた面白そうなことを 記憶しておくだけなのですが...
今回の「まいまいず井戸」について言えば, 一昨年 文京区にある「水道歴史館」 の近くを通ったので, ちょっと立ち寄りました。そこにあった“水道史跡” という展示の中に 珍しい井戸の写真があって 好奇心をくすぐられた, というわけです。
【 S さんから 】
かたつむりを まいまいずと呼んでいたこと そのものもしりませんでしたが、 その形状をした井戸があるんですね。写真をみてなるほどと実感致しました。
比較的近い、府中の郷土の森公園へ機会を作ってでかけてみたいと思います。

【 M さんから 】
私は,府中市在住なので,上記の府中の「まいまいず井戸」には, 家族で何度か行ったことがあります。
名前が愛嬌があって気に入っています。 郷土の森公園は,何度行っても楽しめるので,我が家のいろんな訪問客も よくお連れしたりしていて喜ばれています。

【 O さんから 】
「まいまいず井戸」とは、構造が珍しいだけでなく、ネーミングも奇抜ですね。
中東の砂漠地帯の地下水路「カレーズ」を持ち出すまでもなく、 昔から人類は、どうやって水を確保するかが最大の課題だったのですね。
便利さに慣れきった現代の生活からは想像もできない厳しい環境の中で 我々の祖先は生き抜いてきたことを忘れてはならないと思います。

【 KU さんから 】
「まいまいず井戸」興味深く拝見しました。
私の住まい(相模原市)も水脈が深いようで、阪神大震災の後で、 災害時用に皆で井戸を掘ろうとしましたが 無理なようでした。

【 KA さんから 】
まいまいず井戸のお便りを興味深く拝見しました。
まいまいず井戸が羽村以外にも有る筈とは思っていましたが 想像していたよりは少ないなと思いました。

私の母の生家は 千葉県の内房に有りますが、 江戸時代の末期に建てられた家の庭に掘り抜き井戸が有りまして、 20年程前までつかっていました。 半間四方の井戸から水がこんこんと溢れていました。
海岸まで200メートル程の所なのにおいしい真水が湧き出るのが 子供心 に不思議でした。
又「天の橋立」の砂州の中ほどに真清水の井戸が有り、 両岸が海なのに真水が湧いています。私には驚きでした。

井戸を掘る技術は昔は大変なことだったんですね。今も技術者が海外の 国々で上総ぼりなどを指導して感謝されている様ですね。
またの楽しいお話を期待しています。


場所によりますが, 神奈川県は 関東ローム層が厚く積もって いるので 井戸は掘りにくいのだと思います。
関東ローム層は 富士・箱根の火山灰が 何万年もかかって 関東地方に降り積もったものだそうで, 神奈川県も 西に行くほど厚くなっています。
あるデータによると, 東京区部で ローム層が 数メートル, 神奈川県の 大和市のあたりで 15〜20メートルの厚みがあるそうです。 御殿場では 100メートルにもなるとか。

KAさんには 羽村市の地図を送っていただくなど, 井戸の取材では お世話になりました。

海岸近くで井戸を掘ると,普通は塩水になるはずですが, 真水が出るというのは, 地下水が海に向って流れ込んでいる 水脈に当たっているのだと思います。
富山湾では 海底に真水が湧きだしているところがあるそうです。 立山連峰の水が地下水として 海に通じているためで, こういう場所で井戸を堀ったら 当然真水が出るでしょうね。

【 K さんから 】
まいまいず、おもしろいですね。
でも水を汲んだ後、またグルグル歩いてあがらなきゃいけないのは 大変だろうなあと思いました。でもそれは、水のありがたみがわかっていない 現代人っぽいコメントですね。

【 H さんから 】
いつも珍しい話題をありがとうございます。
このような井戸があるのを全く知りませんでした。
地中深くの水をくみ出すためにこのような構造にせざるを得なかったのでしょうが、 本文にもありますように、大雨の時は大変だったのでしょうね。
先人の苦労が偲ばれます。

【 M さんから 】
「まいまいず」は、あの、蝸牛被(まいまいかぶり)の「まいまい」 でしたか。
「まいまいず井戸」、実に奇怪、不可思議なものですね。 確かに、関西・四国では見たこと、聞いたこともありません。 なぜ、関東(江戸周辺と近くの島)だけなんでしょう。 なぜ、今まで残っていたんでしょう。

この井戸、およそ実用的ではなさそうです。 小川さんご指摘の大雨での雨水流れ込みもそうですし、 汲んだ水を運ぶのもたいへんそうです。
もし漏斗状に掘ってから縦に井戸を堀ったのならば、 後で井戸部分に石でも積み固めながら埋め戻せばもっと使いやすいと思えます。 (3-4mが井戸がえの障害になるとも思えませんし。)

これ、窪んだところを掘った可能性はないんでしょうか。
そうで無いとすると、この井戸、何か、宗教行事に関連していて、 このような構造になっているということは無いんでしょうか、たとえば、 若水採りの神事のような。位置的には、窪んで周辺から見えない、 とか、「地下の世界に下りて行く」といったイメージを作りたかったとか。 それで最近まで残っていたのでは?
神社の境内や観音堂の裏にあったりするのが気にかかります。
考えすぎかもしれませんが、いやぁ、不思議なものですね。


「漏斗状に掘ってから あとで埋め戻す」などとは 考えたこともありませんでした。 すごい発想。たしかに おっしゃる通りですね。

「窪んだところを掘った」というのは ユニークな見方ですが, もし これだけの 凹地があったとすると そこは池になっていたと思われるので, ちょっと無理かと思います。
狭山の 七曲井や堀兼井などは, 周囲に住居跡が見られないことから 旅人に水を提供する施設ではなかったか とも言われているようですが, 「宗教的な施設」という説はなさそうです。

【 T さんから 】
小川さんも書かれているように 一寸久しぶりですね〜
何時もの内容のように 中身はとても興味のある、トレビアの泉じゃないですが ”へ〜”っと感心しながら読まさせて頂きました。
足を運び調査して書かれるのだから大変でしょうが やはりもっと頻度の多さを期待したいのですが、、、 っと一読者は勝手な事を言ってます。

【 F さんから 】
「まいまいず井戸」初めて聞く言葉に 何だろうと、終わりまで一気に読みました。 かなりな時間かかりましたが、小川さまの「まいまいず井戸」にかけられた時間を 思えば……です。
私のせまい経験では、このような井戸に出会ったことはありません。 地域性というか、土地の状況にあわせての人々の努力を思います。
それにもまして小川さまの博学・博識、努力に敬意を表します。 ありがとうございました。

それと、何時も思うのですがホームページの壁紙や 字の色が適切で 美しいですね。感心ばかりしています。


【 K さんから 】
遠い昔?小学生の時遠足でいきました。
対岸のあきる野市に墓地があるので近くを通ることがあります。
この辺りには水質が良いのか酒造会社がいくつかあるようです。
最近、勉強を始めた事で“採水”をしています。湧水や井戸を探し 水汲みをして飲んでいます。1月に羽村辺りも範囲になるのかと思い ますので「まいまいず井戸」にもできたら・・・。

別件ですが TOPのカレンダーのサイズを大きくして頂けませんか? 壁紙にいただきたいので、宜しくお願いいたします。(1024×768)


カレンダーのサイズですが, 最近は 640x480 なんて小さなディスプレイを 使っている人は少なくなっており, 大きいサイズのものも用意したいと 思っているのですが, 写真原画のサイズが 800x600 のものが多いため, なかなか実現できませんでした。
これからは 常に 1024x768 を作ることはできなくても, 可能な場合だけでも やってみたいと思います。

なお, 私自身 1024x768 のディスプレイに 800x600 の カレンダーを使っています。 画面の中央にカレンダーを置いて, 余った周囲には ショートカットのアイコンを配置しています。
そんな使い方もあるということで, ご参考までに。

【 K さんから 】  <追加 2005.3.17>
人文方面には、関心は大きいもののほとんど知識がないのですが、 「まいまい井戸」という言葉をふと思い出して検索してみました。
新田次郎の「新田義貞」に、まいまい井戸が出てきたことです。 本文の章末に、現地取材のことごとなどが記されてあるのが 新田次郎の 歴史小説の特色ですが、それに確かに「堀兼のまいまい井戸」が出てきました。
分倍河原の戦のあたりのくだりでしたので、それは狭山か府中で間違いないはずで、 どこにあるのだろうと思ったのですが、この地方には複数あるわけですね。 堀兼という地名自体がそうした由来だとは初めて知りました。
いつか、私も実物を見たいと考えています。


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