【水仙】へのコメント [99.3.15]
『水仙』にいただいたコメントの一部をご紹介します。
その前に・・・
灘黒岩水仙郷の入場は有料なのか という質問がありました。 答えは "Yes" でもあるし "No" でもあります。 というのは, ここは 入り口が2ヶ所あって, おもて(海側)から登ると 無料で入れるのですが, 裏側(駐車場側)から登ろうとすると ちゃんとゲートがあって 500円也をがっちりと徴収されます。 案内の資料にも 「有料」と書いてあるものと 「無料」と書いてあるものの 2種類があります。
想像ですが, これは本来「駐車料」の性格があるものと思います。 はっきり駐車料というと敬遠されて 路上駐車が増えて困るから, 入園料の形をとっているのだろう...と。
従って 来年ここを訪れる方は 是非 表側からお入り下さい。 (来年も同じ方式かどうか保証の限りではありませんが)
【 Yさんから 】 関西にきて20年になろうとしているのですが,黒岩水仙郷には行こうと思い ながらも,まだ行ったことがありません。 近くの土生とか由良には釣りで何度 も行っているのですが...........。 行動力には感心させられます。 小川さんが書かれていた様に淡路は広いです よね。 向かいに人口数百人の沼島(ぬしま)があります。 やはり釣りで行ったのです が, 国生みの神話が残る島 だそうです。一度訪れられてはいかがしょうか?
【 Kさんから 】 淡路島の水仙、今年こそはと思いつつ、結局、天候や体調を理由に行かずじまい でした。 球根が海に流されて、辿り着いたという説、なるほどと。 もう少し交通の便が良くなればなー、一方で観光客でごった返してもという気持ち。 最後の詩、すばらし記憶力です、感心しました。
【 Fさんから 】 『明石たより』久しぶりのような気がします。 淡路島の水仙郷は私も一度は行きたいと思ってますが 行き損なってる場所の ひとつです。こういう季節に関係のある場所は一度行きそこなうと次は一年後 になってしまって,その間に忘れてしまう・・というのの繰り返しで,なかなか 観に行けないんですよね。特に寒いと出無精になってしまって・・・ でも水仙きれいでしょうねぇ。 今年は珍しく私の習っているフラワーアレンジでも水仙をかなり使いました。 水仙が入ると"早春"という感じがするのですが,アレンジにはどうも使いにくい 気がします・・・
【 Hさんから 】 いつも楽しい話題をありがとうございます。 私も明石にいるとき、水仙郷へ一度行きたいと思いながら実現できなかったため、 今回の話しはたいへん興味深く読ませていただきました。 それにしても、小川さんがこれほど文学青年(?)とは思いませんでした。 また楽しい話題をよろしくお願いします。
【 Mさんから 】 今回の水仙はでは、野生でしかも海岸に生育していることを始めてしりました。 また、こんなにたくさん群生していたり、三大水仙郷などのことも。 (何か、社会科の問題にもなりそうですね?) 淡路島は、私も25年ぐらい前(?)に会社の保養所に行ったことがありますが、 当時は、明石から船に少し乗ってそれからバスに乗った記憶があります。 交通の便はあまり当時と変わっていないかも知れませんが、やはりメインの 観光地ではないところは大変そうですね!
最後の Mさん を除いて, 以上すべて まだ水仙郷に行ってない方からの言い訳(?)です (^^;)
「地元民の地元知らず」と言うのか, 近くにあることを知っていても いつでも行ける と思うために, 実はなかなか行かないもののようです。
ヨソモノは 珍しいもの(ところ)があると すぐに行ってみようとする...
【 Oさんから 】 寒い中、ご苦労様でした。 私も、7年前でしょうか、同じ場所に水仙を見に行った記憶があります。 水仙の印象より、狭くて急勾配の道、とにかく寒いといった印象しかありません。 気温が上がりのんびり花見できれれば良かったと思うのですが・・。 最もこのような気候になれば、花見時期は終わっているのですが??。
【 Iさんから 】 淡路島の水仙峡(郷)へは何度か行った事があるので、雰囲気はよく分かります。 何せ、水仙の季節は寒いので....その印象が強くあります。 淡路のこの季節の観光と言えば、鳴門海峡の渦潮、水仙、モンキーセンターと 言ったところでしょうか。(食べ物はもちろん魚です...) 淡路のモンキーセンターの猿は、身体障害猿?の割合が非常に多い事で有名に なりましたが、与えている餌に原因があるような事が言われています。 主に大豆(?)だった様に記憶していますが、人間の食料との違いがあるのでしょ うか。(非常に恐ろしい話です)
行ったことのある人の感想は, やはり「寒い」に代表されるようですね。 水仙は 見た感じが可憐で 温かそうな印象が有りますが, 俳句の世界では 冬の季語だそうです。猿の話は怖いですね。今でもそうなんでしょうか。
余談ですが, 興味があったので 淡路島モンキーセンタのことを調べようとしたら, 真っ先に 人文字 ならぬ 「猿文字」の写真にぶちあたりました。
http://www.atc.ne.jp/monkey/index.htm
これは どうやって作った(作らせた)のでしょうね。
【 Kさんから 】 いつも楽しい話、ありがとうございます。 2年位前に、越前岬の水仙を2月に見に行ったことがあります。 2月としては、暖かだったと思いますが、雪の中で可憐(?)な咲いている花 を見て感激したことを思い出しました。 可憐(?)と書いたのは、花の割に茎がしっかりしており、一面花と言うより、 緑の絨毯の中にチョビット花が見えるようでした。小川さんの写真では、花が 目立ちますが、種類が違うのですかね。それとも、風の強いところのですので、 茎が太くないと生きていけないのでしょうか。 越前岬でも、水仙は急斜面の沿って、咲いてました。但し、日本海ですので、 北向き斜面でしたが。
【 Hさんから 】 水仙みました。 随分まえに爪木崎のものをみたことがあります。 どんなきっかけで出かけたか思い出せません。
おお, これで 淡路島/越前岬/下田・爪木崎 と 三大水仙郷に行ったことのある人が そろったわけですね。さすが インターネットだと話が早いです。花の種類についてはよく分かりませんが, いくつか公表されている 越前岬の水仙の写真を見ると, ラッパ水仙など 花の大きい水仙が写っているような気がします。
で, 考えられることは, 規模の大きい水仙郷は 何らかの形で人手が入っているのではないか ということです。 たとえば, 花が咲く時期を延ばすために いろんな品種を加えたりするかもしれません。
淡路の水仙郷は, 隣地との境界線が非常にはっきりしていて, 一線を越えると 水仙は全く咲いていません。 水仙郷一杯に花を咲かせるために 人手で面積を増やしていったのではないかと 私は勘ぐっています。しかし それがいけないことだと言うつもりはなくて, 「自生の花」とは言っても お客さんに楽しんでもらえる程度に 形を整えるのは必要なことでしょう。水仙の原産地は 主に地中海になるようですが, 品種は非常に多く 登録されたものだけでも1万種を超えるとか。
【 Hさんから 】 淡路島がタマネギで有名なのはテレビの番組を通して知っていましたが、『水仙』 でも有名だとは知りませんでした。 水仙とは関係ありませんが、1枚目のバス停の写真、見ているだけでバスを待って いる人たちの寒さが伝わってきますね。 ところで、高校時代に覚えた英文の詩をいまだに記憶なさっているとはうらやま しい限り。私も英語ではないですが、古文の源氏物語、枕草子、徒然草、方丈記な どの書き出し部分を一所懸命覚えたものですが、今は揮発してしまいました。
【 Tさんから 】 水仙は馴染みのある花で、楽しく読ませてもらいました。ところで、小川さんが 水仙の花に関わるワーズワースの詩をハイフン、セミコロンに至るまで覚えて いるのには大変感心致しました。やるならここまでやるべきです。私の場合は中 学2年の時に数学の先生から「冬休みの間に歴代天皇の名前をすべて記憶して来 るように」と言われて、必死に覚えました。「何で数学の先生が・・」と不思議 でしたが、担任でもあり、休み明けには「しっかりテストするからなッ!」と言 われ、止む無くという感じでした。ところが宿題を出した本人がすっかり忘れて おり、手薬煉引いて待ってたのにテストせずまいでそのまま、時間のみが徒に流 れていきました。本当に頭なぐってやろか?と思いましたヨ。しかし、今では懐 かしい思い出です。今でも「ジンム、スイセイ、アンネイ、イトク、コウショ ウ、コウアン、コウレイ、コウゲン、カイカ、スジン、スイジン、ケイコウ、セ イム、チュウアイ、オウジン、ニントク、リチュウ、ハンゼイ・、インギョウ、 アンコウ・・(きりがないのでここまで)と全部とは言わないが、五十過ぎても まだまだかなり行ける。小川さんのワーズワースの例は良い例で、歴代天皇の例 は「?」だが、小学生/中学生/高校生の柔らか頭の時にしっかり記憶させてお くべきことをこの時期におぼえさせるのは良い事だと思うが最近の学校では余り こういうことはしないようだ。
皆さん 暗記に関しては色々と思い出があるようですね。
子どもの頃に暗記したことというのは, 不思議にいつまでも覚えているもののようですが, 長い間使わないでいると だんだんサビついてくるもの。断っておきますが, ハイフン・セミコロンまで覚えていたわけではないですよ。 前にも書いたように「完全に最後まで暗誦できるわけではない」ので, これは 必死に調べた結果です。
しかし 歴代天皇の名前を覚えさせたとは ... 私の親の世代ならとにかく... Tさんの先生はかなりの年配の方でしたか?
【 Uさんから 】 いつもながら小川さんの行動力には脱帽です. 私は花音痴(他に,木音痴=木を見ても名前が分からない,そして,自他ともに 認める方向音痴)なので,今回の水仙をみて, あぁこれが水仙だったんだと いうお粗末さです. 先日,I社の翻訳ソフトの試用版を手に入れたので,詩を訳してみました. このソフトは省略形が苦手のようだったので,原文を少し修正しました. まぁ,詩を翻訳するなんて無粋かもしれませんが,gay=ゲイとか, Ten thousand saw I at a glnceの語順をうまく訳せなかったりしてい ますが,何とか詩になっているような気がします. 《ラッパズイセン》 ウィリアム・ワーズワース 雲として孤独であるので,私はぶらぶら歩いた それは,谷,および丘を越えて空高く浮く, すっかり直ちに,私が群衆に会ったときに, 金色のラッパズイセンのホスト, 湖のそばで,ツリーの下に そよ風で羽ばたきして踊ること. 輝くスターとして連続的だ そして,銀河のきらめき, 彼(それ)らは果てしないラインで伸びた 湾のマージンに沿って: 1万ののこぎりIのあらまし 彼(それ)らの快活なダンスにおける人数を軽く投げること. << 以下省略 >>
げげ・・・ これは凄い。
詩を 自動翻訳しようなどという無謀な試みをした人は そう大勢はいないでしょう。
かなり長いので 途中で省略しましたが, どのくらい忠実に(詩的に?)訳されているか 参考までに 日本語訳の一つを下に掲げておきます。渓谷を越え、丘を越え、空高く漂う 一片の雲の如く、私は彷徨った。 すると突然、私は見た、 夥しい数の水仙が 湖に沿い、樹木の下で そよ風に戯れ踊っているのを。 輝ききらめく銀河の星のように、 水仙は絶え間なく どこまでもどこまでも 湖の縁に沿って続いていた。 一目に何万本という数の水仙が、 頭をぶつけ合いながら生き生きと踊っていた。スイセンは 文学に最初に登場した花と言われているそうです。
辞書を引くと, 水仙は英語で narcissus で, daffodils というのは "ラッパズイセン・キズイセン" とあります。
narcissus という単語は 『美少年ナルシスは 湖面に映った自分自身に恋をして, 叶わぬ恋に命を絶つ』 という, あれが語源のようです。