発祥の地bannar
日本近代酪農発祥の地
 [にほんきんだいらくのうはっしょうのち] 


場所
北海道札幌市白石区菊水一条4丁目
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札幌市営地下鉄東西線・菊水駅の南東 500m。 のぎく公園に隣接した「菊水やよい児童会館」の前に, 白石区役所が建てた“白石歴・しるべ” 「日本近代酪農発祥の地」がある。

宇都宮仙太郎氏が この地に宇都宮牧場を開いて 近代的な酪農経営を確立した経緯は 碑文に書かれているが, この人物は「北海道酪農の育ての親」とも呼ばれ, 後に雪印乳業となる「酪連」の創立者の一人でもある。

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撮影日
2003年10月 (写真提供 T.T.さん)
碑文
白石歴しるべ
  日本近代酪農発祥の地―― 宇都宮牧場跡

 明治35年(1902)から昭和2年(1927)までの25年間, ここに 広さ20ヘクタールの宇都宮牧場があった。
 大分県生まれの宇都宮仙太郎は, 明治18年に牧場経営を志し て北海道に渡った。札幌県立真駒内牧場での実習で不足な分は 英語の文献を読み, さらに理解を深めるためにアメリカに留学 した。帰国後の明治35年に上白石村(今の菊水1〜3条3〜5丁目, 東札幌1〜 2条1丁目付近)でサイロなどをもつ本格的な牧場を開き, 近代的な飼育, 牛 乳販売, バター製造などを開始した。
 民間人初の種牛輸入による品種改良, 共同組合方式の資材調達, 本格的な バター製造など, どれ一つとっても時代の先端をいくもので, 日本の近代酪 農の基礎を築いた。仙太郎は全国から慕って来る後継者を育て「日本酪農の父」 と呼ばれ, アメリカに留学してホルスタインの品種改良に務めた長男の勤は「日 本ホルスタインの父」と呼ばれた。
                    1998.3 白石区役所


 
日本近代酪農発祥の地碑 菊水やよい児童会館
日本近代酪農発祥の地 碑
菊水やよい児童会館


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