発祥の地bannar
絹糸紡績発祥之地
 [けんしぼうせきはっしょうのち] 


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場所
群馬県多野郡(2006/1)高崎市新町
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JR 高崎線の新町駅の西北西 約500メートル。
国道17号からカネボウフーズへの入り口にある「鐘紡公園」の中, 隅の方に 大きな自然石に 碑文を書いたプレートを張り付けた石碑がある。
この碑の右側には 桑の葉に蚕のレリーフが置かれている。

また 公園の角, 国道17号上り線から見える位置に, カネボウフーズの案内看板があり, ここにも「絹糸紡績発祥の地」と書かれている。

カネボウフーズ新町工場は, 1877(明治10)年に「内務省勧業寮 絹糸紡績所」として開設された。 絹は 明治時代の日本が 外貨を獲得できた最大の輸出品であり, 明治政府は 製糸業の発展のために, 群馬県・富岡製糸所を開設, その5年後に この絹糸紡績所を設立した。 (くず繭などから絹糸を作るため 「官営新町屑糸紡績所」とも呼ばれた。)

1887(明治20)年に 民間に払下げられ「三越呉服店新町三越紡績所」となり, さらに 三井家工業部の「三井新町紡績所」と改称。
1902(明治35)年には 絹糸紡績株式会社と合併し「絹糸紡績(株)新町工場」に, 1911(明治44)年には 鐘淵紡績と合併し「鐘淵紡績(株)新町工場」となる。
1975(昭和50)年 紡績工場としての操業を終えた。

絹糸は 繭(まゆ)から取られる単繊維で, 一個の繭から 1キロメートルを超える 長さの生糸が得られるという。
「絹糸紡績」は, 繭から生糸を取った 残りのくず繭など, 生糸にすることのできない繭や糸くずなどを原料として 綿状の短繊維を作り, 糸として紡ぐことをいう。
“絹紡”(紡績絹糸)は, 銘仙・富士絹・縫糸などの原糸となった。

撮影日
2004年8月  (写真提供 H.O.さん)
碑文
絹糸紡績発祥之地

   明治10年10月20日創業
   昭和50年4月30日操業閉ず


 
絹糸紡績発祥之地   鐘紡公園
絹糸紡績発祥之地 碑
鐘紡公園

カネボウフーズ
 絹糸紡績発祥の地
 カネボウフーズ


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