発祥の地bannar
沖縄県茶発祥の地
 [おきなわけんちゃはっしょうのち]


場所
沖縄県国頭郡宜野座村漢那
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沖縄道宜野座インターから西に2km。漢那ダム(かんな湖)の東側に湖畔公園がある。公園の湖を見下ろす小高い場所に「沖縄県茶発祥の地」と刻まれた石碑と、その隣に説明版が建っている。

沖縄は地理的に中国大陸に近いため、早い時期から喫茶の文化が広まっていたが、茶樹の栽培は意外に遅く、江戸時代初期に薩摩からもたらされたものであった。
『琉球国由来記』によれば、沖縄におけるお茶の発祥は 1623年に金武王子朝貞が茶の種子を薩摩から持ち帰り,漢那村に栽植したことに始まるという。栽培された場所は現在はかんな湖の底に沈んでおり,湖を見下ろす公園の一角に発祥碑が建てられている。
沖縄における茶の生産量は消費量に比べて少なく、明治時代に至るまで台湾・中国からの茶の輸入が行われ、昭和初期になって茶の栽培が奨励されるまで続いた。

発祥の地コレクションは、新サイト http://840.gnpp.jp に移行作業中です

撮影日
2014年12月 (写真提供 OLDMANさん)
碑文
沖縄県茶発祥之地

(説明板)
琉球のお茶 発祥地
 琉球における茶の栽培は,1627年に金武王子朝貞(きむおうじちょうてい)(尚豊王(しょうほうおう)の実弟,尚盛(しょうせい))が薩摩から種子を導入し,金武間切漢那邑(きんまぎりかんなむら)(現・宜野座村字漢那)に栽培したのが始まりとされています。
 このことは,次の通り,1713年に琉球王府が編纂した「琉球国由来記」に記載されています。

当国,飲,茶事,従 上古 有 之歟 天啓七年丁卯,尚氏金武王子朝貞,茶種従 薩州 帯来,領内金武郡漢那邑,宅 植種 也。此植 茶始也。

 琉球王府時代,漢那邑の何処で茶が栽培されていたのか詳細は不明ですが,古老達は,福地原(ふくちばる)内 の俗称である「スンドゥンチ」,「マタグチ」ではなかったかと話しています(現・漢那ダム貯水池内)。
 また,1949年(昭和24年),茶の栽培が沖縄の気候風土に適し,栽培用地に恵まれていることや茶が 日常の必需品として需要があったことなどから,戦災復興や自立経済の観点で漢那茶業組合が結成されました。
 しかし,生産量が少なかった為,消費者に安定供給できず,また,安価な輸入茶が流通する等,様々な理由で経営不振となり,茶園および製茶工場は放棄されました。
 その後,1985年(昭和60年),新たに宜野座茶業組合が結成され,近代的な大型製茶工場を設立し, 宜野座村の茶業振興が推進されています。


 
沖縄県茶発祥の地碑
沖縄県茶発祥の地 碑
発祥碑と説明版
発祥碑と説明版


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